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白内障手術の流れについて詳しく説明いたします。

→手術までの来院予約

→手術までの流れ

→手術後の来院と生活について

→手術による合併症について

白内障とは

1.白内障とは、水晶体というカメラのレンズに相当する組織の混濁のことです。

2. 40才頃より出現し年齢と共に徐々に進行していきます。
(老人性以外に先天性、外傷性、アトピー性等、様々な原因で若い人にも起こる事があります。)

3. 水晶体の中心部分(光の通り道)に混濁が出てくると、カスミ、眩しさ、視力低下等の自覚症状が始まります。

4. 徐々に進行すると、眼鏡を使っても新聞が読めない、テレビもかすむという状態になり、
日常生活に支障が出た場合に手術を考える事になります。
(運転をする人は、 0.7 の視力が必要で、軽い白内障でも手術をする事があります。)

5. 手術は混濁した白内障を超音波の器械で細かく砕き、
小さな傷から除去し代用の 眼内レンズ(人工の直径5.5〜6mmのレンズ)を挿入します。

6. 白内障の手術は、御自身が不自由を感じない場合は、急いで手術する必要がありません。
100才でも健康であれば、出来る手術です。白内障の手術は世の中の手術で最も安全な手術と言われていますが、人の手で行う手術ですので100%安全と断言出来ません。3000分の1程度の確率で手術前よりも見えにくくなるという統計があります。

特に白内障は指の数が分からなくなるまで放置さえしなければ手遅れになる事のない手術なので
多少かすみはあっても我慢できる間は我慢して日常生活に不自由を感じたら手術するでちょうど良いと考えます。
必ず手術するかどうかの決定は患者さん自身がするのが原則です。

白内障手術の手順

1.水晶体の表面(前嚢)に丸く穴を開けます。

2.混濁している水晶体の核・皮質を超音波の機械を用いて破砕、吸引します。
3.残った皮質を吸引し研磨します。

4.人工水晶体を透明になった袋(水晶体嚢)に挿入し固定します。

当院での白内障手術は、火・木曜日の午後、院長と看護婦3名で行われています。
週平均10件、施しています。
この数年間の当院での白内障手術症例の手術前後の視力経過を示しました。

ご覧の通り大半の患者さんは、手術前に比べ白内障の手術をする事によって良好な術後視力を得ることが出来ています。

ただし、なかには、手術前とほとんど同じ視力であったり、ほんの少ししか視力の改善が認められない患者さんもいます。

その原因としては、
・白内障以外の眼底の病気(黄斑変性症、強度近視による網脈絡膜萎縮、眼底出血など)が原因で視力の出ないことが手術前から予測の付いている場合。
・来院時に白内障がかなり進行しており、手術を行った後に初めて眼底の病気がみつかった場合。
・手術の後、後発白内障等により一時的に視力低下をきたすが、YAGレーザー等の処置をする事で、後に良好の視力に改善する場合。
等が含まれています。

これらの手術後の視力のあまり改善しない患者さんでも、手術をする事で、白内障によるカスミ、暗さから解放され明るく見易く感じています。全ての患者さんに対し、手術前に詳細な検査を行いますので、手術しても良好な視力が得られないことが事前に判明する患者さんも居ます。

手術した方が良いか、手術せずに様子を見た方が良いかは、一人一人医師と良く相談して決めることが大切と考えます。

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